「ロマンス」
いつもいつも一緒だった。
ふたり。
出会った時、懐かしい気持ちがした。
久しぶりね。
ほんとは、初めましてなのに。
言葉なんていらなかった。
ふたつの魂 やっとめぐり逢えたね
冬の夜空に並ぶカストルとポルックス
私たちは双子の星座
何もかもが似ていた
どこへ行くのも一緒だった
生まれる前の記憶のように
ひとりの時が思い出せない
木枯らしの日は彼の大きなコートの中でふたり、
ひとつの影になって歩いた
私たちには自然だった。
決して裏切られることのないぬくもりの中、
そうしてただゆっくりとした時を過ごしていった。
お互いの存在だけ感じながら
永遠に刻まれる「時」と同じように
ふたりでいる時間
それこそが「永遠」だと思っていた。
いつか
あの時はきらめいていた
なんて
遠い目をしてあなたを想う
そんな季節がくることを
おだやかな毎日の中では考えもしなかった
昔の恋人
そんな言葉になるなんて。
私いつも笑っていたよ
あなたのそばで
きらきらと輝いていたポルックス
またひとつになった魂が
寂しいって泣いているよ
愛なんて
一度も口にしなかった
激しい恋ではなかったけれど
夢の中では今でもふたり
熱いロマンス続けてる